障がいのある方と共に働く、指導員さんの大切な役割について

 日新ハートフルフレンド(以下、NHF)では、親会社から受託した仕事(書類や図面の電子化作業、各種冊子類(社内広報誌、ポスター、製品カタログ、カレンダー等)の封入・発送作業、構内花壇管理、ものづくり作業等は、指導員と呼ばれる方々の下で、障がいのある方と一緒に作業が行われています。
 現在、NHFには、京都事業所に3人、前橋事業所に2人、計5人の指導員がおられます。
 全員が障害者職業生活相談員の資格を取得しています。

 当社における指導員の役割は「業務管理・作業指導」と「就労管理・職場生活指導」とに大別され、その主な内容は以下の通りです。

<業務管理・作業指導>
 ①受託先担当者と依頼内容を詳細に確認し見積書を発行したり成果物受け渡し方法等を確認します。
 ②受託した業務の作業指導・改善指導を行いながら、その進捗を管理します。
  ・仕事の段取りや分担決め、スケジューリング、作業指導、進捗管理等を行います。
  ・作業指導では、やり方の改善等も障がい者と一緒に考えます。
 ③成果物の仕上がり具合(品質)を確認します。(顧客要求との照合チェック等)
 ④アウトプットの出来高管理・売上処理を行います。
  投入した作業工数やアウトプット量(枚数)等を集計し仕事量を把握・記録します。
  その情報をもとに売上・請求処理を行います。

<就労管理・職場生活指導>
 ①社員の出退勤や休暇等の管理や、日々の体調・健康管理を行います。
 ②定期面談(月1回)の他、日々の相談事へ対応します。
  課題については指導員間やカウンセラーと共有し、対応を検討します。
 ③日常の健康管理や仕事における安全の教育、指導を行います。
 ④見学や実習への対応を行います(応対や案内説明、実習指導等)

 状況により、指導員の間で仕事や役割を分担する場合もありますが、基本的には、上記のような多岐にわたる仕事を指導員一人一人が日々こなされています。
 指導員のみなさん、ありがとうございます。

(京都事業所 支配人 北村記)

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