指導員としてのあゆみを振り返って思うこと

ハートフルへ見学の方が来られた時は、メンバーに作業説明を行ってもらいます。見学があった日、とある初期メンバーの一人に説明をお願いした時のこと。「みなさん、こんにちは。入社9年目の〇〇と申します。」あの日から9年か・・、早いなぁ。と、入社当時を思い出しました。

女性1名、男性4名からスタートしたハートフルフレンド。障がい者の方を迎え入れる立場というのは、自分にとっても初めての経験だったので鮮明に覚えています。

黒髪を一つに束ね、いかにも『新人』といった雰囲気だった Fさん。今では、後輩の面倒見のいい、流行りに敏感なオシャレなメンバーになりました。                                                   終始うつむき加減で、あまり顔を上げることのなかった Yさん。この先どうなる事だろうと心配していた気持ちも どこへやら。今となっては、困っているメンバーを助け、作業を教え、メンバーの先頭に立ち、皆に慕われるお兄さん的な存在になりました。遠方から通勤している Iさん。作業を始めた頃は失敗が多く、依頼先の大事なものを紛失する事件もありましたが、今では礼儀正しく、頼んだ作業も責任を持って最後までやり通す しっかりしたメンバーへと成長しました。入社面接から「自分にはこの仕事が合っている」と話していた Tさん。8年経った今も、毎日笑顔で同じ作業に従事してくれています。

人それぞれ どんな人でも成長できるんだと、改めて思い知らされています。

そんなメンバーからスタートしたハートフルフレンドも、前橋事業所で共に頑張っている8名も含め  今では27名となり会社も大きく成長しました。

前進したかと思えば立ち止まり、また 時には後ろへ下がったり。指導員としての自分も同じ。

ハイスピードの成長ではないかもしれませんが、メンバーと一緒にマイペースに前へ進んで行こうと思います。  

                                                                  (NHF京都事業所:指導員 Y 記)