共に育つ ~春~

コロナ禍で止まっていた時間が、やっと本格的に動き出しました。
京都の名勝嵐山もたくさんの観光客で、賑わいを取り戻してきました。
大きなトランクを持った外国からのお客様でメンバーが通勤に使うバスも混雑しています。
聞きなれない言葉が飛び交う混み合った車内は、ちょっと息苦しいですが、みんなそれぞれ元気に通勤しています。 

市中の賑わいと共に、構内にも春がやってきました。
冬の寒さに負けずに頑張った花たちが構内の3か所の花壇を彩ってくれました。
土の中で春が来るのを待ちわびていたチューリップも色とりどりの花を咲かせました。

去年の冬、今まで植えたことのない花を植えようとメンバーで相談して初挑戦した芝桜。
寒い間は全然大きくならず、枯れたような色のままで心配しましたが、暖かくなると、きれいな緑の葉に白い可憐な花が咲きました。

ストックやパンジーなどお馴染みの花たちも、水やりの間隔や花の病気を早期に発見したり、ダンゴムシの駆除をしたりとこれまでの経験を活かして、少しでも長くきれいに咲かせていられるようにお世話しました。 

花を思いやる心と共に、人に対する思いやりも以前に増して感じられるようになったメンバーたち。
花壇作業に限らずその場の状況に応じて自分からすすんで声をかけ、助け合いながら働く姿からメンバーの成長を感じます。

NHF開業時のメンバーから今年入社したメンバーまで京都と前橋、併せて24名。
それぞれが地面にしっかりと根を張り、雨や風に負けないで、周りからたくさんの栄養をいただいて、個性豊かなカラフルな花を咲かせてくれるよう期待しています。

どうか皆様 彼らが成長するための肥料や風に吹かれて倒れないように守る支柱となって、それぞれの花を応援してください。よろしくお願いいたします。

 

(NHF京都 指導員 M記)

 

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