人は宝

先日 4月にリニューアルを終えた泉屋博古館に行ってきました。
京都の東山・鹿ケ谷にある泉屋博古館は住友家伝来の美術品を収納・展示している博物館です。
観る人の心に寄り添う不朽の住友コレクション。
日常を忘れて静かに心癒される素敵な場所です。

我が日新ハートフルフレンドにも お宝がたくさんあります。
それは障がい者メンバーです。
静かな事務所には スキャナーの音と紙が擦れ合う音だけが響き黙々と作業するメンバーの顔は真剣そのものです。
書類の電子化以外にも 花壇管理、社報やカタログの発送、機密書類の廃棄、健康診断や献血の会場設営、食堂やフロアの清掃と作業は多岐にわたります。
それぞれの部署からの依頼にこたえ 多種多様な作業を一人一人が真面目に誠実に取り組んでいます。
それぞれ特性を持ち、社会においての生きづらさや不自由さを抱えながらも毎日懸命に働くメンバーたち。
まさに「萬事入精」何事に対しても誠心誠意を尽くす人たちです。

そんなメンバーたちも 仕事を離れると青春真っ只中の若者たち。
それぞれが趣味の写真や旅行、推し活に銭湯めぐりなど休日を楽しんでいます。
スマホでゲームをしたり 美味しいお菓子のお店の情報を教えてくれたり旅のお土産を買ってきてくれたりと 優しい気配りもしてくれます。

このメンバーたちが 仕事でも社会人としても経験を重ね今以上に素晴らしいお宝として磨かれ育っていくことを楽しみにしています。

                                                                                         (NHF京都事業所:指導員 M 記)

               食堂の階段清掃                                     健康診断の会場設営